千葉ニュータウン開発当初、印西町(当時)における子どもの文化活動(読書、演劇、体験活動)に関わるいくつかの団体が、自主的に呼びかけあって1985年(昭和60年)に連絡会として発足しました。現在は主に読書活動をしている3団体「木刈親子読書会」「小林親子読書会かたつむり」「内野なかよし文庫」が会員となって活動を続けています。
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発足当初は、千葉ニュータウン地域に公民館がなかったため中央公民館と大森図書館が活動の拠点となりました。また、絵本や児童書の品揃えの豊富な書店もなかった千葉ニュータウン地域に書店を招いて販売を依頼し、印西町と協働して移動図書館「あおぞら号」の運営に携わり、図書購入のための選書データ提供などの活動をしていました。
2000年(平成12年)小倉台図書館の開館に際しては図書館設計の段階から関わり、オープンの日には街頭かみしばいやさんを招いて昔懐かしい紙芝居上演をしてもらったり、会員の子どもたちが模擬店を担当したりして開館まつりを盛り上げました。
印西町の草深地区に伝わる民話を、絵本「そうふけっぱらのきつね」(梶山俊夫・画/銀の鈴社)として出版する企画では、印西町と絵本作家、出版社をつなぐコーディネーターの役割を果たしました。
親子読書地域文庫全国連絡会(親地連)とのつながりを活かして、絵本作家や児童文学者を招いて講演会や原画展などを開催(一般向けに公開、参加費無料)、それらを通じて地域の子どもたちの本への興味を深める支援を続けています。
構成団体の会員は、それぞれの地域で独自の読書活動を継続する他、幼稚園・保育園や小学校などでの本の読みきかせボランティアとして活動、近隣の図書館や公民館、コミュニティセンター主催の科学あそび、クリスマス会など季節の行事にも協力しています。
2020年3月に発表された印西市公共施設適正配置アクションプランに『2023~2026年度までに大森図書館と小倉台図書館に指定管理者制度を導入する』との記載があったことから、図書館の指定管理者制度の導入について学ぶ活動を始めています。